KITA主催、JICA関連の講習会に今年も協力 2017.02.11、16
JICA東京での講義
 平成29年2月11日にJICA東京にて「下水道システム維持管理(B)コース」の講義が行われ講師として木村弘子開発者と木村恭彦スキルマネージャーが参加しました。昨年度も同時期に実施された研修で初年度は大雪で研修ができませんでしたが4年目の講義になります。
 今回の研修ではモロッコ、リビエラ、インド、ベトナム、パプアニューギニア、サモア、パナマの7カ国から7名の参加者がおりました。女性の参加者は今年は3名の参加となっておりました。
講義の様子

 講義の内容は土壌浄化法の技術の説明です。
 土壌浄化法の特徴である、安価な建設費、維持管理費で迷惑施設ではない処理場、公園のような処理場ができるということを説明しました。今回も講義の翌週には南丹市で処理場の見学をする予定になっていますので、見学の時に今日の講義の内容がしっかりと理解してもらえると思います。
 今回の研修は下水道維持管理ということで、研修生たちはそれなりに下水道の処理場に携わる人々なので、ニイミトレンチについては技術の一つとして簡単な説明を行うつもりでした。しかし、無動力で汚水の浄化ができる処理方式は、強いインパクトを与えたようで、皆さん高い関心を示していました。
今回も南丹市下水道課のバックアップも有り、スムーズな研修が出来たことに感謝します。
 今後もNPO法人の普及啓蒙活動の一環として、施設見学や研修などを積極的に進めて行きます。


処理場見学
  2月16日(木)、KITAの海外からの研修生が京都府南丹市に来られました。研修生たちは2つの土壌浄化法で設置された浄化センターで視察研修を行いました。
 当日は、南丹市下水道課片野・奥村課長補佐、浅野環境ソリューション(管理業者)、日本土壌浄化法ネットワーク理事の平野理事が応対する中で実施されました。
見学の様子


 最初に施工時の写真を使って施設の概要、汚水の処理の流れ、特徴を説明しました。
 その後、研修生は管理棟内部の計器盤、荒目スクリーン、ブロワー室等を見学し、処理槽に移動した後、各槽の点検孔から汚れの様子、放流水の透視度、放流口の説明を受けながら、熱心に研修を深めた。研修生からは、「汚泥の処理はどう処理するのか」「接触ばっ気槽での滞流時間は」等の質問がありました。
 その後、西本梅浄化センターに移動し、見学を行った。同施設では脱水機の設置や、管廊が主な見学場所なって処理施設の研修が終了しました。
 今回の研修は事前に木村開発者の講義を受講してからの視察であったので、現地を確認する形で深く理解していただいたと感じました。